淫乱上司のプライベートポルノ【単行本版/コミックシーモア限定特典まんが付き】
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淫乱上司のプライベートポルノ【単行本版/コミックシーモア限定特典まんが付き】

さとう蜂子

想像を超えて良かった!

ネタバレ
2022年2月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●えっちな上司とアプリで繋がって身体から始まって恋に…という王道ストーリーには違いないのですが、なんでしょう…絵柄?エロさ?キュン?言葉選び?コマ割り?心の動き?落とし所?とにかくなんかめちゃくちゃ好きです。
●八島は最初はただのエロい上司で、先に酒井の方が八島にハマっていきます。でもこれも、好きになるっていうより先に来るのは独占欲のようなもので。えっちで絶倫の八島を自分だけのものにしたいと。「こんな底無し沼、俺の他に誰が泳げる」っていうシーン、良かったです。
●もちろん身体だけじゃなく心まで欲しくなりますよね…他の男に抱かれてほしくなんてない。その心の部分に仕事を絡めているのがいいなと思いました。仕事のトラブルを通して、酒井は八島を愛しく思う気持ちをはっきり自覚します。そして八島も、酒井になら心を預けてもいいのかなと思うようになったのでしょう。
●なんで八島がこんなに男を取っ替え引っ替えしてるのかは6〜7話で語られて、それに対して酒井が感情を素直にぶつけてるのが素敵。「アプリでは遊び慣れてそうだったのにな」って、出会いのきっかけをリフレインしてるのもいい。全体的な構成も良いのかな。
●ただ…6話と7話の間、ぽっかり空いてる(抜けてる)感じです。描き下ろしで「6.5話」を入れることが前提だったのか…単話版を追っておられたかたには酷ですね。この点は少し好ましくないなと思いました。
●えっち多めなのは間違いないんですが、ただのエロいお話ではなく、お互い惚れちゃう過程がすごく良かったです。シーモア限定おまけでは少し先の未来も見せていただけて満足です。BL AWARD(官能部門!!)ノミネートおめでとうございます。
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