このレビューはネタバレを含みます▼
妖精のした悪戯は善も悪もない、例えば病気だとか自然災害だとか人間の力ではどうしようもない自然現象のようなものだと思います。それらに巻き込まれてしまい、冷たい態度をとってしまう貴族側や庶民側の家族の困惑も理解できますし、すぐに打ち明けられなかった主人公や、アイデンティティクライシスに陥った兄の気持ちも痛いほど伝わります(泣)それでも前向きに、そして他者を思いやる主人公に毎巻涙してしまいますし、丁寧な庶民の暮らしの描き方もツボです。可愛らしく温かみのある綺麗な絵も大好きです。次巻が楽しみすぎて仕方ありません!