このレビューはネタバレを含みます▼
映画「誰も知らない」（是枝監督／柳楽優弥主演）を想起させる表紙で、ついつい主人公の少年を「誰も知らない」の主人公の少年に重ねて見てしまいました。機能不全家族の子供が、生きていくために選んだ道は、大人に消費されること。食い尽くされ、踏み躙られる中の出会い。髪を切ってさっぱりした少年の、まっすぐな瞳と明るい表情に胸が打たれます。エンディングはハッピーエンドなのか、よくわかりませんが、せめて「つらい夢」は見なくなっているといいなと思います。エロ、ショタ、暴力的表現で拒否反応ある方もいると思いますが、こういうことは現実に起きているんでしょうね。
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