野干~お狐さまの言うとおり~
」のレビュー

野干~お狐さまの言うとおり~

三田六十

野干の世界に迷い込み…

ネタバレ
2022年2月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●本文33P。おとぎ話のような、日本むかし話のような、不思議な雰囲気。凛の語り口がそうさせるのか、読んでいる私もその世界に誘い込まれたような気になります。どこから夢で、どこから現か…?
●“お客さん”はうっかり足を踏み入れてしまったのでしょうか。凛のえっちな話を聞いて、興奮して、現実に帰れなくなって…凛を抱こうとお店に戻ると耳と尻尾の付いたお兄さんに追い払われ…「忘れれば」現実に戻してもらえる不思議な世界。
●凛の話し言葉に訛りがあるのもかわいいですが、野干のお兄さんがチャラめの言葉遣いだったり、油揚げ盗んで屋台の真似事してたりするのもかわいいです。二人のビジュアルもめちゃくちゃ良い〜!
●凛と野干のお兄さんは、本能で惹かれ合った感じですね。顔に?匂いに??いちゃいちゃしてます。凛も元々人間で、野干のお兄さんと番ったことで狐になってしまった…とも読めるかも(違うか…)二人の世界に迷い込む様々な“お客さん”でシリーズ化できそうですね。読んでみたいです。
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