錆びた夜でも恋は囁く【電子限定おまけ付き】
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錆びた夜でも恋は囁く【電子限定おまけ付き】

おげれつたなか

躊躇した、でもいつか通ろうと思った作品

ネタバレ
2022年2月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 会員登録して、BLを読み漁り始めた頃から、気になっていました。ハードル高そうで、セールのたびに購入を迷っていた作品。でも、いつかは読む作品だとも決めてました。一読で終わっても良いと購入したものの、しばらく本棚で寝かせてたくらい、自分にはハードルの高い作品だろうと構えてました。でも、意を決して読んだら、以外にすんなり読めてしまった。でも、通院レベルの暴力はしっかり描かれていて、恋人のDVとか「される側」が取り繕うところとか、リアルで胸くそです。やっぱり、誰でもOKな作品ではないと思います。でも、自分には星5の価値があったし、読んで良かったです。
何故、苦手分野がクリアだったのか、たぶん、「される側」の受け、弓に感情移入しなかったからかと思ってます。当然、「する側」の恋人が悪いのは、間違いないんですが。それでも、弓は恋人のDVで思考停止している訳ではなく、自傷行為に恋人を利用している風にも感じられて。好きだった真山、その真山に対する感情の拗らも、弱い自分を曝け出したくないプライドだけなのか、そこまで拒否するかな〜。恋人へ操立ててる風でもなし、好きなら好きで良かったのに。結局、自分で結論を出さず、恋人にサヨナラを言わせてるし。恋人かんちゃんは、いつから弓が他の人を好きだと分かっていたのか…。弓はずっと真山を好きだった。かんちゃんへの好きは、それとは違う。弓は、恋人から暴力を受ける気の毒な受け、ではないな〜と感じてしまうのです。弓をディスったけど、弓と真山の再会愛としては、二重丸◎。真山は不器用でイケ攻めではないけど、一途でピュア。弓が拗らせをやめてくれて良かったし、真山のためにずっと素直でいてあげて、と願います。
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