このレビューはネタバレを含みます▼
●レビューに書かれてるかた多いですが、2巻が、（もっとピンポイントに言えば本編最終話である10話の3分の2くらいが、）いきなりドタバタコメディテイストで非常にもったいなかったです…。ひとつひとつゆっくりお互いを想い合っていった二人なのに…。2読目以降、その部分は飛ばして読んじゃってます。
●カメラマンの宇佐美と別れ、仕事に向き合えなくなった雅樹は、唐突に辞めて籠もりがちになってしまう。一方の隆臣は元々人付き合いが苦手で、職場でも貼り付けた笑顔に限界を感じているけどどうせそんなものだと思っている。
●雅樹の親友で隆臣の妹である真琴さん、グッジョブです。雅樹にも隆臣にも“心”を取り戻してほしいと思っていたんですよね、きっと。だから二人を引き合わせた。彼女無くしてこのお話は始まらないし、進みません。
●最初は取りつく島もなかった隆臣だけど、雅樹もこれが楽かもなと感じていた。そんな二人が、少しずつ話すようになって、弱さも見せられるようになって、雅樹はまたモデルの仕事に向き合おうとするし、隆臣も職場に理解者ができたりする。すごくゆっくり、ゆっくりと二人が変化して、良い方向に向かっていって、お互いを大切な人だと思うようになります。
●このゆっくりがすごくいいのに…10話ーーー！！（何も言うまい。）最後、隆臣の方から好きだと伝えたのは良かったし、番外編の海外サプライズも素敵でした。いつの間にかえっちまでする仲になってましたが…！えっちの描写も初々しい感じで好きです。素直になった二人、幸せそうでした。
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