来たる晴れかけの明日よ
」のレビュー

来たる晴れかけの明日よ

上田アキ

星4,5。雰囲気の良い映画のよう。

2022年2月8日
200ページ、1冊表題作(描き下ろし後日談20p付)。

絵が独特で一見ザツに見えるけど、映画のように雰囲気が強い作風。
淡々とした日常を描写しているようで、ストーリーの中身はちょっとビックリするような非日常的な出来事が根底にあります。
最初、ファンタジー設定かと思った!

2人のお仕事が廃品回収&修理なので、その時点で、物、人を大事にする、温かい人情味が作品の根底にある。
こういう雰囲気が好きな方には、評価高そう。
その淡々とした作風のせいか、読み応えはあっさりです。

瀬戸内の四国の海辺が舞台イメージだそうですが、晴れた日に外のパラソルの下寝椅子や机で仕事するなんて、すごく気持ち良さそう〜!
紅の豚のシーンを思い浮かべてしまった(笑)。

雰囲気の良い邦画や小説のような作品です。
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