【単行本版】No one’s perfect
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【単行本版】No one’s perfect

ちゃばす

面白かったけど、もやもやする。

ネタバレ
2022年2月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 読み放題で、一巻と残りは分冊で番外編まで読みました。読み放題でなかったら絶対読まない話です。最高の恋人がいるのに浮気相手が複数いるって、そもそも主人公の性格が意味わからない、と思っていました。
あらすじとしては、虎くんへの気持ちを自覚した主人公が、浮気相手と別れてきちんとした恋人関係を築くためがんばる話、なんでしょうか。うーん。
まず最初に気になったのは、元浮気相手の青井副社長、須賀に別れ話を切り出されて、会社で白昼堂々須賀を暴行してるんですが(全治2週間)、問題にならないものなんでしょうか。須賀はその後、仕事早退したの?謎です。病院で治療は受けたみたいですが。
そして副社長、もう一発事件を起こした後、フェードアウト。というか、放置。終わり?終わっちゃっていいの?須賀さん、どこが優しいの??
それから、番外編で須賀のそこそこ重い過去が明かされましたが、あの過去があって、現在の須賀が形成されるものかと、とても疑問に感じました。
あと虎くん、そんなに恋愛経験豊富というわけじゃないはずなのに、こなれた感じというか、あの生い立ちで須賀に対して優しい恋愛をしすぎというか…。主役二人の性格が腑に落ちないというか、ちぐはぐな気がしました。
続きが気になったので一気に最後まで読んでみたものの、いろいろモヤりました。読み放題、敬遠していたけど読んでみたら素晴らしい!という作品がある一方、これは合わなかったかな。きれいにまとめようとしているところが、私は逆に気持ち悪いです。虎くん、もっといい人に出会えていたらよかったのにね、と思ってしまう読後でした。
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