血の繋がりのない兄弟の禁断の愛

ネタバレ

2022年2月10日

このレビューはネタバレを含みます▼ 6歳年下の弟・亮介を好きになってしまい、その気持ちは抱いてはいけない、『兄として』接せなければと葛藤する兄・静一と、幼い頃から兄を一途に慕っていた弟の物語。想い合っているのに、好きになってはいけないと弟を引き離そうとするのが切なくて切なくて。静一の気持ちもわかりますが、そんなこと亮介にしないでよ！と悲鳴の連続です。
亮介の一途愛に胸を打たれます。甲斐甲斐しく看病する、ブルームーンの意味、逃げた鳥の話。こんなに一途に好きなのに、静一から裏切られたらもう……。
この二人のラストが見たくてページをめくる手が止まりませんでした。内から湧き上がる強い感情を抑えきれずに流す涙。君のために、泣こう。

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避塵さん

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