このレビューはネタバレを含みます▼
題名と表紙イラストで購入を渋っている人は勿体無いから是非見てほしい!!
まず、題名は決して詐欺ではないけれど、好意を寄せてくる男性を振りまくる話だとは思わないでほしい。
私はこの題名のフラグとは男性キャラクター達の不幸のフラグだとおもっています。あくまで個人の感想ですが。
そしてイラスト。これはもう他の人のレビューにも書いてあるし、被る内容は省きます。
小説を読んだ読者で納得している人はいないんじゃないかな。それはもう、言いたいことはあるさ、でもあえて言うなら、もっと、マリーのギャップを活かしてくれ!!!
素朴な女の子の中身と、有事の際に見せる王女としての威厳や知識量が彼女の最大の魅力のはず。このイラストからはそんなローゼマリーは連想出来ません。
私も、別の漫画家さんで脳内再生してます。モノクロでも美しいブロンドを表現出来る人はいるのに、何でよりによってこの作品でこのイラストだよ、という嘆きの星マイナス1です。
主人公はもちろんみんなに好かれます。でもそれはお約束だからではありません。不幸のフラグを降りまくった結果です。
主人公は自分の望む結婚(恋愛)の為、父親と国民を納得させられる功績をつくるべく頑張ります。その先で、今を生きる国民と未来の国民を救う為に奔走します。その発想はマリーを通して作者を讃えたくなるもの。
知識チートが好きな方は是非読んでほしい。そのチートってやつもそれまでの奮闘を読めばチートと呼んでいいのかは甚だ疑問だが。
王女として生まれたから出来たことは多々あれど、王女としての役割りをそれ以外に全うしつつ、自分の幸せフラグはしっかりたてて守りきる、そんなマリーをもっとみんなに知ってほしいです。