小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される
」のレビュー

小動物系令嬢は氷の王子に溺愛される

佐和井ムギ/翡翠/亜尾あぐ

1巻は抜群に面白い!1巻は!!!

2022年2月13日
あらすじは題名が物語っているので簡単に。
なかなか相手を決めない堅物無礼な王子様の婚約者を決めるべく国中の貴族の娘が集められます。そこで王妃になんてなりたくないヒロインは地味目な格好で王宮の食事をお供に壁の花になりきりますが、逆にそれが目立ってしまった模様。王子に「これでいい」と言われ、あれれれれ?
というのが一巻の内容です。

これはコミカライズ成功例かも!!
学園で婚約者候補だった令嬢に詰め寄られた際、兄弟をだしに逃げ切る一コマは秀逸の一言に限ります。
何であんなありきたりなシーンがあんなに面白いのかって言ったら画力の力とモノローグの使い方が抜群にうまいからではないでしょうか。このシーンを見てから、その後出てくる馬車の揺れが意図せず面白く見えて仕方ありません。(このお話限定で)

また、小動物系という、まあ分かりやすくも一部に嫌われそうな系統の主人公も読めばきっと好きになります。
口元や身長、そして背景に擬態しようとするその姿は確かに小動物そのもの。けど、コロコロ変わる表情と突拍子もない発言、なにより王族に対して物怖じしないところは小動物?というか貴族?という感じ。リアリティには欠けますが、そこは自己判断。
兎にも角にも、小動物の皮を被ったリリアーナを是非皆さんに知っていただきたいです。

追記 2巻購入後
ピークは1巻かなって感じですね。2巻は大きいコマと ω ←この口を乱用し過ぎて個人的にくどかったです。あと食い意地が張ってるというレベルで済むのか?来客用のお菓子を一人で独占し、王妃(義理の母)が自分のドレスの話を進めている横で貪り食うって…。そういうキャラなのはわかるけど…。それを可愛いと抱きしめるのもちょっとわからない。大事なパーティのドレスの話ですよね?そのドレス着る張本人菓子食ってるだけですが?これが未来の王妃で良いのかこの国。1巻の時と立場が違うのに…。とモヤモヤだらけの2巻でした。
いいねしたユーザ16人
レビューをシェアしよう!