このレビューはネタバレを含みます▼
(TL小説)
購入したもののサブタイトル王妃と侯爵から勝手に昼ドラを連想し、手が伸びず寝かせていたことを悔いました(笑)恋愛譚ではあるけどそれだけではない、運命を恨まず気高く生きる若者三人の深イイ話でした◎
商業国ローレンス王国が舞台。
事故死とされている国王夫妻と王弟の本当の死因は王弟による殺害で、その凄惨な場に居合わせた若き王子は精神崩壊寸前の絶望の淵に。事情を知る宰相の息子ジョシュア(21)と外務大臣の娘プリシラ(15)が、後の国王となるその王子ルーク(16)を支える事になり。
国王ルークが立ち直り王国に平和が戻る10年間を、献身的に支えた二人のタイトル通りのラブストーリー。
妻としてではなく世話係王妃となる事も、侍女達にもその事情を隠し孤独になる事も、全て覚悟した15歳リラの残酷な運命に涙が出たけど立派でした!!国王ルークと側近ジョシュアと王妃リラ三人のそれぞれが築いた関係性がイイ◎
王妃の期限が近づいてもなお切なくすれ違う辛い展開も、
ジョシュアとリラの幸せな表紙を信じて読み進み甘い展開まで辿り着け感動◎互いが心の支えだった事も知らず、貴重な10年間を全く犠牲と思っていない二人だからこそルークが立ち直れたと思えるストーリー素晴らしかったです。
→スピン&続編『もっとあなたを愛したい』と併せて読むと感動↑↑です〜