3番線のカンパネルラ
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3番線のカンパネルラ

京山あつき

やさしいせかい

2022年2月18日
所々にあらわれる、詩的で綺麗な言葉選びとストーリー展開が心地良いです。
悲しいことがあると、何で生きているのかとか、なんとなく考えたりすることあると思うのですが、ずっと「陽」の方にいなくても、誰かに助けられたり、また、知らないうちに自分が「陰」にいる人を助けていたりすることがあるかもしれません。
生きている理由なんて、持っていられれば幸せかもしれないけど、なくても幸せはつかめるし、幸せになるために生きているのかもしれない。幸せはどこに転がっているかわからないし、自分が誰かにとっての転がってる幸せかもしれない。
カンパネルラや店長に救われて幸せをもらった加納くんですが、カンパネルラや店長の幸せにも貢献しましたね。
その後児玉くんはどうなったのかだけ少し気になります(笑)
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