バカな犬ほど愛おしい
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バカな犬ほど愛おしい

ゆいつ

タイトル通りでした

2022年2月19日
ヤクザだと隠してる要は一貫して男前で、還はどこまでもバカで正直。読み初めは、受けの還に対していい印象を持てず、期待値低いままでした。友達の真澄が、男も抱かれると色気がでてくるんだなぁと感心する場面があって、あれ?そういえば確かに前半と後半の還の雰囲気が全然違ってきてるよね?と気がついて、その辺りではすでにこの作品にはまっていました。攻めの要もヤクザしてる時は渋くてカッコ良く、還に対してはどこまでも優しくて別の角度でカッコいい。還はどこまでいってもバカだけど、素直で一途でかわいいです。ヤクザものはわざとらしい抗争や義理人情を絡ませて、読んでて冷めそうになる時が多々あったりするのですが、こちらのヤクザ絡みな出来事がぶっとんでなくてありそうな話だし、それでいてそこまで深刻な訳でもないので読みやすく、ヤクザ絡みの事件と2人の信頼関係とをうまく絡ませて描いてあり、違和感なく読めて良かったです。表紙のイメージとは違って、2人とも一途で、受けはかわいいワンコな良い話でした。
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