ぼくらの一線 -延長線-【コミックス版】
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ぼくらの一線 -延長線-【コミックス版】

鴈方ひのの

イケショタとはこのこと

ネタバレ
2022年2月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本編好きだったので続編まとまるのを首を長くして待ってました。
アゲハと咲良、かなりの歳の差のある二人。年齢で言うと確かにショタなんです。背も歳も足らなくって、心も身体も精一杯背伸びしています。
しかしアゲハはただのショタではない。年下で若過ぎるけど、言動の端々から既にスパダリの片鱗が見えまくってる。これは間違いなく最上級の攻めに成長するってわかるイケショタです。ただ足りないのは年齢だけ。
自分が守りたい、安心させたいって思いはあるのに年齢だけはどうにもならないっていうのがすごく切ないんです。
ちなみに体の関係は高校卒業まで我慢する分別ある二人なのでそこは安心して読めます。

上巻は本編の補足的なお話が数話入っていて、アゲハの成長過程が見れて良かったです。
下巻は二十歳になったアゲハと咲良。初飲酒後のイチャラブが最高でした。
ただ家の問題は必要だったのかな。長い間の遠距離も歳の差も乗り越えた二人が今更そこで躓くかなぁとちょっと違和感を感じてしまいました。せっかく成人して一緒にいられるようになったのだからもっと幸せいっぱいな二人を見たかったです。
お互い大人になるまで一途に想い続け、ハッピーエンディングを迎えたのは良かったですが。ラストページは感無量でやはりジーンときました。
ドキドキや切なさは本編の方が上だったかなと思いますが、またこの二人を見れて嬉しかったです。描き下ろしも可愛かった!
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