カム トゥ ハンド【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】
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カム トゥ ハンド【単行本版(シーモア限定描き下ろし付)】

ほわほわきゅん…です

ネタバレ
2022年2月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●表題作と37Pの短編、どちらもほんわかしたお話でした。読んでてにこにこしてしまう。昨年のBL AWARD「次に来る」ノミネート作品だったのですね!
●嵐のお店の前で美晴が倒れる、というのが出会い(…かと思いきやそうではなかったことが2話で分かるんですけど、)この出会いからお互いに「次に会う理由」を探したり作ったりしてるのがすごくかわいくて。後で二人とも「好きになってしまった」っていう言葉で表現するのがぴったりだなぁと思いました。自然と「また会いたい」と思えるのって素敵です。
●(以下2話のネタバレ書きます。)実は嵐は同い年でもなんでもなくて、美晴の新任時代の卒業生でした。その見せ方もすごく良くて…同窓会の直前に美晴は卒業アルバムでその事実を知って、気付いた状態で同窓会で会うっていう状況にこちらもドキドキ。
●このことが分かってから1話を振り返ると、節々に「あ!」っていう表情やしぐさがあって、二度おいしい。嵐は服装なんかも背伸びしたのかな…って。判明して以降は、なんとなく嵐には年下らしいやんちゃなかわいさが、美晴には年上らしい余裕と優しさがプラスされた感じで、それも微笑ましいです。
●二人の気持ちが同じスピードで進んでいくのが心地いいのかな。また会いたい、(また)好きになってしまった、ヤキモチと独占欲、部屋の鍵を渡したい、身体も求めていい?…とか、ずっと二人がリンクしてる感じで、一緒になってきゅんきゅんしながら読めます。短編も同じ感じの空気感。良かったです!
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