薬師寺涼子の怪奇事件簿
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薬師寺涼子の怪奇事件簿

田中芳樹

挿絵がない。だから安い

ネタバレ
2022年2月22日
このレビューはネタバレを含みます▼ 挿絵がないため、お涼様の素晴らしさが伝わりません。
(マンガがあるのでそちらをどうぞ)
警視庁が舞台の…ではなく警視庁の美女2名と、そのうちの1人お涼様に捧げられた生贄・忠犬・下僕・ポチこと泉田くん。
オタクでお涼様をあがめているエリート坊やもいます。
そしてお涼様の犠牲者として、偉そうな人と人外と自ら人外(人でなし)になった者たちが登場します。

お涼様は「ドラよけお涼」と呼ばれています。
「ドラキュラもよけて通る」という意味です。

はい、毎回美女が楽しそうに笑いながら暴れ回ります。
毎回忠犬ポチが美女と共に走ります。
美女を心酔している可愛く有能なメイド2人が微笑み戦います。
そして何故か巻き込まれるもう1人の美女と、喜んで巻き込まれに行くオタク。

主役と美女と美少女の特権で、お涼様たちはどんなピンチでも生きて帰れます。
忠犬ポチはお涼様の加護で生き残ります。
オタクにはオタクの神様が憑いているのか、死んでもおかしくない状態でも一輪車に乗って戻ってきます。

残念ながら挿絵がないんですよね。
そのため初見の方はマンガを読むか挿絵のある小説を読んだ方がいいと思われます。
マンガを読んでこの小説に入った方がわかりやすいです。

私は紙の単行本もマンガもアニメも全部通った上で読んでいるので、場面が脳裏で思い出せるから問題ありません。

高くてもいいから挿絵がほしいです。
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