悪役令嬢は『萌え』を浴びるほど摂取したい!
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悪役令嬢は『萌え』を浴びるほど摂取したい!

烏丸紫明/にーづま。/林マキ

長年のモヤモヤがすっきり!

ネタバレ
2022年2月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 悪役令嬢へ転生する王道だと、大抵学園へ通い初めのシーンで攻略対象トップの王子となぜかグイグイくるヒロイン立ち位置の庶民や下級貴族の女の子、そして転生悪役令嬢が鉢合わせて…無礼なヒロインに王子は困惑しながらも何も言わないとか取り巻きも役に立たないし野次馬も以下略。で、なんだか転生主人公が割を食ったりなストーリーが多くていつもモヤモヤしてたけど、
このお話はちゃんと王子リヒトの従者が無礼な振る舞いのマリナを注意するし、それでも理解しないマリナへ転生レティーツィアが諭したら歯向かって来たけどそれを見てるギャラリーがちゃんとレティーツィア援護的な反応するし、何よりも当の王子リヒトがちゃんと拒絶する姿にこれまでの疑問が吹き飛びました!!
だって他作品読んでていつも普通こんな無礼なら注意くらいするよね?見てる周りも王子に対してなんてことをって反応するよね?と思ってたので。(ヒロイン補正やチャーム能力とかかもだけど)
さらにも去り際はヒロインには一瞥もくれずレティーツィアへ声がけして一緒に行動するし、、、とスッキリできた時点でこの作品のファンになりました(^^)
あとは主人公が転生前のオタク信念ゆえか推しとの夢展開は嫌だとか拗らせてる感じも面白くて、いやいや、そのうちリヒトを絶対好きになるだろうよとニヤニヤしながら読んでます。
まだスタートラインでやっとヒロインマリアが攻略対象ゲットのためにレティーツィアの株を下げて悪役にするために動き出したところで1巻目は終わったので早く続きが読みたいです。
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