鈍色ムジカ
」のレビュー

鈍色ムジカ

所ケメコ

1巻のみ拝読しました

ネタバレ
2022年3月2日
このレビューはネタバレを含みます▼ ●1巻のみでレビューするのは失礼で申し訳ないのですが…多分元々1巻完結予定だったのかな?などと思いました。想いも通じ合って、目も治って、えっちもあって、夢も叶って…という急展開で収まった感じだったので。そして1巻で満足してしまって、あまり続きへの欲求が湧きませんでした。すみません…
●2巻以降、冒頭が『記憶』という過去エピソードなので、立読みといっても本編の様子を確認することはできず。逆に過去については立読みだけでなんとなく把握できて、この過去があって1巻の二人があるんだな…と思えたので十分です。重ね重ねすみません…
●さてその1巻。表紙と口絵、めちゃくちゃ綺麗で惹かれました!そして中学時代の二人がかわいい。ちっちゃなユキが美形の攻に成長してるの良いですね…!
●目の見えないユキと、素性を明かさずそばにいる拓真。ユキは拓真と知らないまま、声の主に昔の拓真の雰囲気を重ねる。ぽつりぽつりと拓真への想いを語ってしまう。聞いてしまってよかったのだろうか…と思いながらも、拓真は「その人の代わりにしていいよ」とユキのキスを受け入れる。
●ユキにとって拓真がずっと特別だったように、拓真にとっても(元々性的な意味はなかったにせよ)ユキは特別な人。全てを受け入れるのにも抵抗はなさそうでした。ユキの「こんな姿拓真に見られたくなかった」という気持ちも痛いほど分かる。でもその情けない気持ちを上回る想いを「ずっと好きだった」と伝えたユキの表情はとても良かったです。
●想いが通じてすぐに目が治る展開でしたが、個人的にはもう少し「見えないユキ×世話する拓真」を見ていたかったなーと。(その状態でのえっちもいいのになーと…汗)
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