青葉くんのシークレット・バージン[コミックス版]
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青葉くんのシークレット・バージン[コミックス版]

藤峰式

面白すぎて、やめられない、止まらない

ネタバレ
2022年3月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 留まる事を知らない快進撃。次々生み出す奇抜なアイデアに抱腹絶倒。書き下ろし見たさで単行本必須、罪な藤峰式作品だよ、まったく…だってね、斜め上行くぶっ飛びなコメディセンスとドエロなエチエチに底がないんですよ。更に恋心エッセンスを振りかけたら最強でしょう?
今回も笑わせて頂きました。お互いに向いてる方向が違うのに、何故か最後は向き合っている。くるくるくる~っと◯回転ジャンプだとか、鉄棒の大車輪のように、見事ぶれずに10.00な着地。すごいです。

童貞青葉がイケメン幼馴染みの涼に、マウントとりたくてついたある嘘から始まるドタバタラブエロです。期待を外さない濃厚ドエロです。
青葉の思考がとてつもなく面白い。マウントとりたい気持ちはわかるけど、どうしてそうなるんだろ(笑)青葉がとってもアホな子で、突っ走るアホ可愛さ爆発です。涼はモテメンなのに、青葉の事となるとかなりのメンヘラぶりを発揮。不器用でダダ漏れてますよ、涼くん。ふっ。二人の恋のベクトルが真逆の方向で、モダ焦れ拗らせてんこ盛り(笑)これぞ恋キュンの醍醐味なのだよねぇ。先生の描く攻め様Sが好き。
勘違いと誤解をはらんだ暴走車。マウントとったつもりで、どんどん墓穴を掘る青葉に笑いが止まらない。いや、実際掘られてますけどね(笑)どこまでも幸せな勘違い思考で勝ってるつもりで、開発されてくカラダです。いいキャラだわ、ほんと。
そして、仲良くなってく植野の登場で風向きは変わるのか?…
あぁ、青葉よ君は何処へ向かおうとしてるんだ(笑)
思考が1周回って半回転オーバーだな。
無自覚な嫉妬さえも鈍ちん。涼は苦労するなぁ。だけど、なんだかニマニマしちゃうぞ。
二人の仲を取り持つ植野の作戦がなければずっと平行線で気持ちは交わらなかったかも。カラダはガッツリ交わってたけどね。見事に回収、着地させた先生、素晴らしい!
書き下ろしは、クールな涼の照れ顔必見です。好きが駄々もれだっただけに、やっとですね。面白かった!
『オメガの掟』の単行本(4月発売予定・紙媒体)も待ち遠しい。
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