このレビューはネタバレを含みます▼
兄の復讐に燃える吸血鬼・イズミ×仇の皇太子・レオンハルト。気持ちが昂ると覚醒して瞳や肌の結晶が宝石化する吸血鬼は、王家の者に殺されて剥製にされることから数が激減。殺された兄の仇を取る機会を窺っていたイズミは、王宮に忍び込んだところをレオンハルトに見つかって囚われてしまう。てっきり吸血鬼受けかと思ったら逆でした。仇のはずのレオに惹かれてしまったイズミは復讐とレオへの想いの板挟みで苦しむけど、レオは能面かつ心情がほぼ語られず。でもイズミの感情はくるくる変わるので、ちょっと置いてけぼりになってしまいました。兄が幼いイズミよりレオを優先してたみたいに見えてしまうのもあって、ひたすら空回るイズミが可哀想だった。国は大惨事だけどまあ二人が幸せならいいか?星3.5。