このレビューはネタバレを含みます▼
主役2人は現代に似つかわしくない古めかしい言葉遣いだけどそれが違和感のない個性のある面々に囲まれた環境。
2人の落ち着いた雰囲気がとても良くて、周りが賑やかでもちゃんと2人のペースでゆっくりと距離を縮めていくのが良かった！絵も構図もものすごくお上手でまるで自分がクラスメイトなんじゃないかって錯覚するくらいこの世界に浸れました。2人がどうなるか気になりつつも4組の七八九、男子たちとのやり取りや作者さんの枠で囲んだツッコミが楽しくて読み終わりたくなかった。相沢さんの可愛さに比例したヤバさも好きです。やっぱりあのリュウジは龍ニなんですかね笑
他の子たちの恋の成就や失恋の切なさも心が揺さぶられました。なにより終わってほしくないと思いつつも中弛みのない長さで終わるところが素晴らしい。なぜ相沢家が没落したのか、鈴ちゃんの生い立ちと寂しさなど逸れようとすればいくらでも話を逸らすことはできるのに。
東くんたちが読んでいる本は実在するものなので何を読んでいるのかチェックするのも楽しみにしていました。
中学生の姪っ子たちにもしっかりオススメできる漫画です！
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