エリートなケダモノに独占されています
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エリートなケダモノに独占されています

後野オカピ

思考が面倒くさい

ネタバレ
2022年3月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 同窓会での再会を切っ掛けに引っ越しを考えている大我との同居を懇願する楓。両親が遺してくれたお金でバーを開くのが夢だった楓にとって大我との同居は節約のため、そこに恋とか愛はなく、体の関係だけある状態。

そんな関係も数年が経過し、店の常連や従業員のサンちゃんから大我との関係を追及され、楓はぐるぐると面倒くさい思考に嵌まっていく。


楓が本当に面倒くさい。「ま、いっか」で適当に軽くやってきたから自分の気持ちが全然分からなくて、大我の独占欲は楓だけに向けられているのにただの所有欲だと思ったり、自分に好意を寄せている朱悠を振り回したりして楓のことを嫌いになる一歩手前まで来ていたけれど、朱悠に流されたりせずに大我に向かって行ったのは良かった。

大我も楓に負けず劣らずの面倒な俺様だからサンちゃんが楓や大我をよく見るしっかりとした大人だったお陰で何とかなったようなもの。
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