覆面系ノイズ
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覆面系ノイズ

福山リョウコ

若い才能が響きあう

ネタバレ
2022年3月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ モモを探し求めて歌い続けるニノ、ニノが息ができるように歌を与えたユズ、そんな彼らを取り巻くイノハリのメンバーやライバル、音楽にかかわる大人たちで構成されたスケールの大きい成長記です。
ライブでのアリス(ニノ)の歌声はいつも画角からはみ出すほどのダイナミックさで、想像しようにも思いつかないゾクゾク感なんだろうなぁ。アリスのために紡ぐユズの曲、ニノを想って生まれるモモの曲もきっと素敵なんだろうなぁ、聞いてみたいなぁ。
前からすごく気になってはいたんですが、なかなか気合が入らなくて手に取れなかったけど、1巻を読み始めたら一気に最後まで読まずにはいられないほど魅了されました。みんな大人びていてもまだまだ高校生の未熟さが見受けられ、それが可愛くもありもどかしくもある。本当に最後のシーンが印象的で、「あ、そっか、これってアリスとユズのお話だったんだな」・・・ってスッキリしました。
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