清らかな雪は白金の狐の愛にとける
」のレビュー

清らかな雪は白金の狐の愛にとける

村崎 樹/カズアキ

星4,5。疑問が残る、、読み応え有り。

2022年3月13日
小説、読み切り。1冊表題作(電子限定ショート付y)。

時は明治維新後の頃、、
と言っても、そんなに時代背景はお話に出てこないので、複雑さはなく読みやすい。
代々呪術師を生業とする家系で、山里の、あまり村人も来ないお屋敷で育つ主人公。

跡継ぎなのに、霊力が低くて落ち込んでばかりの、ひ弱な美人。
それに比べて、幼なじみの妖狐は格段に能力が高い、美丈夫。
いろいろこじらせて話が進みますが、2人とも異なる美形だから、読んでいて麗しい(笑)。

途中から登場するチビが、可愛い〜。
5才児で幼児語??
と微妙にツッコミどころはあるものの、たぬきも可愛いです(笑)。

鈴蘭がよくわからなかった、というか最後まで疑問が残り、いまいち納得できなかった。。

う~~ん、、
読み応えはあってストーリーも悪くないんだけど、説得力にやや欠ける≒ネリが甘い印象の読後感。
とはいえ、おおむね楽しく読ませてもらいました。
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