このレビューはネタバレを含みます▼
面白かった~!300ページ超えの作品は好きな作家さんでも少し怯むのですが、シリーズの中で一番夢中になって読みました!
前作の流れと繋がっているのでお馴染みのキャラクターも出てくるのが嬉しい。
毒を取り込む事で美しい羽根の色を持つ鴆、その美しい色は誇りであり愛する者に向ける愛情そのものでもある。はじめてシリーズ一作目を読んだ時に設定そのものが美しくて切ないと思いましたが、その良さが一番生きていると感じたのが今作。
鴆のティェンランと、鴆飼の才能を持ちながら盗賊として生きるリュイ。
リュイのキャラクターがとにかく魅力的でした!
自分の正しいと思った事を信じる物怖じしない強さと優しさ、少し鈍感ですがいついかなる時もかっこ良くて惚れる!
全編通して目がキーワードになるわけですが、瞳の描き方、リュイを通して見る世界が素晴らしかった。
鴆への愛情とか悲しみそういうもの全部伝わって来る。
あまりこの辺は書くとネタバレになるのでやめますが…漫画そのもので、絵とセリフで色とか光がこんなにも伝わるのかなって…感動して涙出ました。
もうっ読んで感じて欲しい!!
愛すべき鴆ちゃん達も良かった!!リュイと過ごす事でみるみる変わっていくティェンランの表情がめちゃくちゃ可愛いくて…。一途で相手の幸せだけを想う深いその愛が鴆らしくもありティェンラン自身の魅力!鴆飼ティェンランの威厳のある姿とのギャップがたまりません。
あと鴆は鳥だから手もフワフワの羽根…そのフワフワでtnをそっと包むエッチとか…萌えキュンでしかないのですが…。アーー!!
羽根を整えたり食べさせてあげたり、お世話するシーンだけでもホッコリ癒される。
おまけから特典漫画までキュンたっぷりで本当に大満足です!!!!素敵な作品ありがとうございます!!