壁の中の天使
」のレビュー

壁の中の天使

びっけ

これぞ、非の打ちどころ無きメルヘン。

ネタバレ
2022年3月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「壁の中の天使」という題を目にした瞬間。もしかして~という想像通り、壁から抜け出てくれました。一人っ子で空想好きだった精神は今だに朽ち果ててはいなかったと喜びつつ、読み進めていけば、天使の片方は彼らを描いた画家と恋に落ちて人間となる。アー、人○姫のように泡と消えなくて良かったとホッとしてたら、もう片方の黒髪の天使も小説家と恋に。もう、これだけで心の中はお花畑。なのに、再会した2cpは小説と挿し絵でタックを組む展開まで用意してくれて、ケーキ三皿分の幸福感を味わいました。
今夜は久しぶりに夜空を見上げ、飛んでる天使がいないか探そうと思います。見つけたらなら、それは甘い秘密に。
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