このレビューはネタバレを含みます▼
所長に拾われ、家政婦として働き始めますが、過去の境遇から自己肯定感が低く、誰かの役に立つことでしか自分の存在価値を見出せない香。特殊な契約内容が原因で、有田の誤解を生み、関係の悪化からストレスで食事の量が減り、倒れてしまいます。しかし、このことがきっかけで、話し合い、誤解が解け、関係が変わっていきます。
同じ人間として大切に扱われるなかで、人間らしさを取り戻してきた最中、過去の依頼者が現れちょっとした事件が起こります。
しかし、この事件をきっかけに有田への恋心を自覚し、晴れて二人は恋人同士に。ベッドではなく、寝袋でないと眠れないなど、そこかしこに香の繊細さが、描かれており、訳あり好きには堪りません。大満足な作品でした。
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