破滅の魔術師は、人形姫に終焉の恋を捧ぐ
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破滅の魔術師は、人形姫に終焉の恋を捧ぐ

染井由乃/睦月ムンク

伏線が沢山回収されていき、すっきり

ネタバレ
2022年3月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインは、容姿から生まれながら国の生贄と決まっており、人形姫と呼ばれています。
それだけでもは不幸なのに、追い討ちをかけて発狂した母親のせいで事故で目が見えなくなってしまいます。
不憫に思った兄王子が、本を朗読してくれるヒーローをつけてくれますが、何故か彼の声を聞くと真っ暗闇の視界に青い色が広がります。
何やら彼とは不思議な縁を感じていると、物語はすすみ、ヒーローが女王や兄王子などを含め、国を滅ぼしてしまいますが、女神と約束して国や人々を守るために時間を戻し、その際、目を治してくれます。そこから、ヒロインのやり直しならぬ破滅フラグの回収が始まりますが、何故彼女が人形姫なのか、生贄にならなければならないのが、なぜヒーローは国を滅ぼしたのか、気が付かない伏線も含めて謎がとけていきます。最後はハッピーエンドとなり一気に読みきり、楽しく読めました。
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