このレビューはネタバレを含みます▼
他の方もおっしゃってたように、終始狂気に満ちていて読んでいる時常にアドレナリンがドバドバでした。私は元々BLというジャンルを特別好んでいるわけではなく、狂っている人物が出ている作品を読みたいが為に色んな人におすすめを聞き回った結果この作品にたどり着きました。もちろん大当たりでした…。共依存、メリバ最高。サイコパス攻めのように思えましたが、過去の描写や所々人間味を感じさせる部分から攻めはソシオパスかと思います。そのような人は似たような人に固執すると言われていますが、そこからきた共依存なのかな?ソシオパスが自分のような人物をどのような人と捉えているかはわからないのでこれは悪魔で推理です。(攻めは元々異性愛者とのことなのでそのような理由から共依存に至ったのでは?)
大体のこのようなジャンルは共依存ズブズブにしちゃいガチという偏見があるのですがこの作品は受けの攻めに対して好きだが終始拭えない恐怖心を抱いていて隙あらば逃れようとしている感じが人としてのリアルさがありとても良かったです。主人公2人の行動や心理が読めないからこそ本当に面白かったです。欲を言えば攻めにはもっと足掻いて人を操り欺いて欲しかった…!!でも弱っていきながらも狂ったままな姿もとてもそそりました。