このレビューはネタバレを含みます▼
色んな解釈が出来る内容だと思いました。不思議なストーリーに魅せられました。アメコちゃんは、ノロの寂しくって、かなしくって、どうしようもない感情が 呼び寄せたものなのかなと思いました。彼女が どんどん 回復していくのは、ノロの助けによるものだし、ノロは それで 自信をつけただろうし、愛情を感じただろうし、生きがいさえ見つけたと思いました。音成は ノロの親友だけれど、ノロに生きる意味や力なんかを与える事は出来なくて、見守っているしか出来なくて、一緒にいるしか出来なくて、ちょっと 複雑な友人関係だったと思いました。でも やっぱり 出会った時から ずうーっと 一緒にいてくるのは音成で、そこには ゆるがない友情があるのだと確信しました。アメコちゃんは やがて、どこかに帰っていくけれど、 通り雨を降らして、ノロを見に来るシーンには号泣。アメコちゃんとノロのお別れのシーンなんだけれど、音成が泣いて、ノロは泣かなかったシーンで すごく 印象的で対称的だな、と思いました。そこで、ノロは もう 大丈夫だと思いました。音成の友情は無限大。最後のちょっと前の同級生が音成にノロが好きだと告白したシーンと最後の入道雲のシーンは 未来に希望がある証だと思いました。