このレビューはネタバレを含みます▼
クレハ様
とても楽しく、そして心温まる作品をありがとうございます。
アラ還の私が、これ程までにのめり込んで読ませて頂いた本は何年ぶり…いえ、今までマンガしか無かった様に思います。
この『鬼の花嫁』も、フィクションでしょうが、マンガはさらにフィクションと思って楽しんで見ていました。
でも、この作品は『鬼の……』とはなっているものの、私にとってはまさに本来の人間界がこうあるべき!と思い読ませて頂きました。
花嫁とは、運命の相手であり、神獣とはそれこそお互いの想いが作り出す愛の為せる技と思いました。
今の世の中は、妥協・惰性・堕落で乱れ切っていると感じています。
そんな中で、運命…いえ宿命・ソウルメイトと出会える確率など、ほんのわずか。
そして現実的な話をすれば、身内や親戚などと子供をもうけてしまったら、確実に親子が哀しむ結果になってしまうのは、至極当然の事。
それは、フィクションの為せる技です。
もう既にアラ還の上にバツ2の私です。
子供達も30過ぎましたが、その子達も家庭環境は良くなかったにも関わらず、よくぞ周囲にも褒められる事がある様な立派な大人になってくれたと感謝するばかりです。これは、子供達の努力の成果であり、これこそがこうありたいと望み成長するにあたって働いた見えない力によるものだと、神仏に感謝するばかりです。
私も、決して平凡な家・家庭環境で育った訳ではありません。
これまでも、自分も自分の両親も、幾度となく神仏の力を注いで頂いた事か。
この作品により、改めて自分の長いか短いか分かりませんが、今は遠距離にいる彼……お互いに、この人だ!と感じた相手とお互いに助け合いながら、生きて行きたいと思わせて頂きました。ありがとうございます。
この先、何度となく読み返し、今の気持ちを忘れずに生きていきます。
クレハ様、本当にありがとうございます。心から感謝いたします。