「トーチソング・エコロジー
」のレビュー

トーチソング・エコロジー

いくえみ綾

作者さんらしい秀逸な本

ネタバレ
2022年3月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ いくえみ綾先生の作品が好きで少しずつ読み広げています。こちらは少し昔の作品なのですね。いつも感じるのは、小説を読み終えた後のような充足した読後感。
今回はふんわりしたエンディングが素敵でした。

女の子と同僚と親友、そして思いの強すぎる所謂ストーカー的な生身の女性。
1人で全部

学生の頃、気配とか金縛りとか微かに霊感があるのではないかと気にしていた私にはコチラ大変そそられるお話でした。
今も何となく右肩越しに文面を覗かれてる気配がしなくも無いですが、不思議といつもの様な恐怖感は湧いてこなくなりました。女の子も親友も同僚も優しくていつも微笑んであっけらかんとして、怖さがなかったせいでしょうか。
それぞれがそれなりの呪縛があってこの世に残って居たのに、迪さんを通して納得して光の射す方へ昇華して行く。
とても優しい迪さん、徳を積んだ僧侶みたいですね。

公園で子供ミサイル飛ばして近づくお母さんでも女優さんでもお隣の同級生でも無く、安定のマネージャーさんと幸せな家庭を築いた迪さん。シュッとして小綺麗でイケてる素敵な役者さんです。ファンになっても良いですよね?
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