このレビューはネタバレを含みます▼
幸、佳乃、千佳とすず。それぞれ親と縁遠い育ち方をしても尚、祖母や姉妹、ご近所さんと愛のある関わりを持ちながら、しっかりと成長していくものですね。
印象に残ったのは、幸がすずに一緒に住もうと誘うシーン。衝撃でもあるが思わず口に出た当然の気持ちだったのでしょうね。それと高校進学のことで風太がすずの背中を押すくだり。爽やかな海風の匂いがするようでした。
いいお話は残りの巻が少なくなるのが寂しく感じます。
誰もが抱える悩みや挫折、辛い経験を乗り越えて、自分らしく居られる相手と一緒に、鎌倉の懐かしい風景の中でそれぞれが幸せな毎日を送っていることでしょう。