傷だらけの箱庭
」のレビュー

傷だらけの箱庭

まさき茉生

一緒にいる分のたくさんの噛み跡

ネタバレ
2022年4月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分への強い愛情を求めるために、相手の愛を確かめるために、色んな行為をしてきた充。そこに愛はなかったけど、初めて自分から求めたくなった存在が先輩の唯人。唯人は大人しめで、少し天然なのか変わってる。同意してない唯人に充は攻めるので、すれ違いの場面が出てくるけど、充のふと見せる表情や、自分にだけという特別感などから、惹かれてしまい、唯人も充を大事にしたくてもその仕方が分からない、理性が聞かないなど両片思いの場面も見られる。でもその後唯人から行動に出て、充と繋がり結ばれます。よかった。暗闇がトラウマで苦手な唯人も、充が居ると安心してそうでトロトロなのが可愛い。てか、性欲なさそうだし、普段デレとかないのにエチの時はすごくトロトロになっちゃうのやばい可愛い。充も噛む癖が治らず、自分の毒占欲と戦ったり苦悩してるけど、唯人が好きで大事にしたい気持ちがあるのはすごく伝わります。お互い噛んだり爪跡が残ったりするけど、それは全部1つの愛の印なんだなと思えますね。目に光がなかった充の表情が明るくなったのよかったです^^
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