跪いて愛を問う
」のレビュー

跪いて愛を問う

山田ノノノ

孤独な人間が愛を知る、救済系Dom/Sub

ネタバレ
2022年4月11日
このレビューはネタバレを含みます▼ 最推しの作家さんです。
新作も追っています。

親にネグレクトされ愛を知らずに生きてきた受けが、攻めの優しさに包まれて初めての愛を知り、幸せになるストーリーです。

二人の出会いと繋がりが運命的で感動します。

Dom/Subユニバース大好きで沢山読んでいますが、断トツで好きな作品です。

山田先生は、「支配することに快楽を感じる人間」と「支配されることに快楽を感じる人間」の心理描写とえちシーンの描き方が本当にお上手で、胸が高鳴ります。

普段は「紳士的で優しい攻め」がプレイで見せるDomの顔、「常に気を張って生きている強気な受け」がプレイで見せるSubの顔、どちらのギャップにもドキドキします。

シリアストーンで描かれる、本格派のDom/Subを求めている方に特にオススメです。

先生の描写が上手いが故に、受けの生い立ちを描いたシーンは心に刺さって痛いですが、最後にはしっかり愛を見つけ、ラブラブハッピーエンドです。

自信を持ってオススメする、至高の1冊です。
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