このレビューはネタバレを含みます▼
妖魔の王(他でいう魔王？)が誕生してしまった為に対抗策として異世界から勇者を召喚させる儀式で、ただの猫が勇者様として召喚されてしまったという話です(以降、猫様とします)。絵はとても綺麗。猫様もすごく可愛い。ですが肝心の内容は猫様の愛らしさとそれにメロメロな麗しの騎士団長様(と周りの人達)という印象でした。召喚をした魔導師？は国王に信頼を置かれた人物ですので、この召喚に間違いなどない！というゴリ押しで召喚されたただの猫＝勇者様説が進んでいきます(猫はこの世界には存在していません)。最後の方で可愛い妖魔も出てきますが、それを踏まえてもお値段分の価値は無かったように思います。今後、妖魔王様の、「殺戮はもう飽きた、美しいものしか自分の心は動かない(的なセリフがあります)」を踏まえてどう物語が展開していくのか。そのセリフのまま可愛い猫様、もしくは麗しの騎士団長様が狙われる展開となっていくのでしょうか？まだ1巻しか出ていないのでこの先に期待をしたいと思いつつ、このままの猫様の可愛さと騎士団様の麗しさと猫様へのメロメロ感が主なのであれば私は1巻の購入さえ後悔です。
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