このレビューはネタバレを含みます▼
帯の煽りとか、他の方のレビューは頭から一旦抜き出して読むのをオススメします。色んな方が書いておられますが、ラストの展開は「…えっ?」て宇宙猫になる方と、私のように「ほんと?ほんとに?」って嗚咽上げるくらい泣く方と、好みが分かれると思います。自分の年齢的に親目線で見てしまうので、ゆづるくんの叔父さんには腹の底が煮え立つくらい腹立ちましたし、重大な事を知った晶くんが嗚咽や号泣ではなく吐瀉してしまうのがあまりにもリアルで辛くて、咽び泣いてしまいました。……と、そんなに咽び泣いた私でもラストは脳内の宇宙猫を払い切れなくて勝手に推察補完してハピエンで読了したので、あれこれ気になって考えてしまう方には集中できないと思います。あとほんとに描写が色々リアルで……晶くんの吐瀉もですが、心臓疾患のあるゆづるくんの体型や出で立ちと立居振る舞い全てがリアルでした。私の旧友もそんなだったので、あっもしかして……と序盤で気づいてからずっとウルウルしてたくらいです。色々感想を書き連ねましたが、私は好きな作品です。しんどい思いをした子がとびきりのハッピーエンドを迎えるの大好き侍なので。あとパックさんがめちゃくちゃいい子で可愛過ぎました。大好きなゆづるくんとまた土手で遊べてよかったね。