このレビューはネタバレを含みます▼
180p、表題作(鳴海目線の内容)、「十年前に聞いた、最初の雨音。」(マサ目線の内容)、描き下ろし。
高校時代からの同級生の話。お互い想い合っているのに、自分の気持ちに正直に向き合うことが出来ず逃げてしまったマサ。思春期の難しい環境下の中、難しい気持ちと向き合うのは勇気がいる。それでも十年経っても忘れることが出来ず鳴海に会えるように画策したということは、マサにとっては時が必要だったということ。鳴海が鳴海のままで良かったね。
そんな鳴海だからこそ忘れることが出来なかったのだろう。
鳴海の素朴な可愛さに納得。麦の可愛さにやられた。
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