このレビューはネタバレを含みます▼
狐族の王家の世継ぎ・焔来×猫族の侍従・八緒。九尾狐王家の世継ぎの焔来に選ばれて侍従として仕えている、幼い頃に捨てられていた猫族の八緒。主従関係であり友人でもあり、やがて焔来の御添い臥しが近付き、長年の想いを胸に八緒が相手を務めることに。同名小説のコミカライズ版で原作は未読。一夜だけのはずの関係が続き、狐の仔が産めない自分では焔来の伴侶にはなれないと理解しながらも、あと少しだけと願う八緒が切ない。八緒の素性はそうなんじゃないかと思っていた通りだったけど、その種明かしが面白かった。よく似た母娘だね…。全体的にもっと熱量が欲しかったとは思うけど、設定がしっかりしていて読み応えありました。原作はシリーズらしいのでこちらも続いて欲しいなあ。