鬼の花嫁
」のレビュー

鬼の花嫁

クレハ/白谷ゆう

サイコパス

ネタバレ
2022年4月14日
このレビューはネタバレを含みます▼ 漫画の試し読みから気になり小説を1巻だけ。
漫画の時は面白そうだったあやかしの花嫁という設定が、小説を読んだあとはなんとなく心許ない印象を受けました。小説の中でもありましたが、まさしく呪いですよね。あやかししか分からない一方的で妄信的な愛情?が設定としては面白いですが、私はヒロインに花嫁としての魅力を感じられず、常になんでこの子なのかなーと思いながら読んでいました。社会人?のヒーローを本人から呼べと言われたとしても高校生のヒロインがいきなり呼び捨てたり、ヒーローがあやかしの頂点の鬼で、その花嫁になったヒロインは妹と立場が逆転するのですが、ヒロインが頂点に立った訳でもないのに悪役令嬢さながらの態度激変です。
また、ヒロインの元カレが何度か謎のタイミングで出てくるのですが、その存在もこんなに何度も出す必要あるのかな?という程度のモブ。読んでいても可もなく不可もなくなキャラだったのに、最後にヒロインに殴られた時はドン引きしました…。それでヒロインすっきりするとか…。
自分をフッて妹を好きになった元カレ(妹とは付き合ってもいない)に制裁を与えて過去を乗り越えるためのシーンだったとしても気持ちのいい終わり方ではなかったです。その後にヒーローに駆け寄って大円団。
なんで最後にこんなギャグみたいな終わり方…?
サイコパスかな…
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