本好きの下剋上
」のレビュー

本好きの下剋上

香月美夜/椎名優

ハリポタ以来の激動大ファンタジー!

ネタバレ
2022年4月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ ちょっと変わった異世界転生物が読みたいと思って読み始めたら、何だこれは!めちゃくちゃ面白いではないか!その世界観たるやハリポタ以来の大ファンタジー!
生まれ変わったら、聖女様、侯爵令嬢でもなく、平民の貧民、お風呂もトイレもなく、しかも生まれつき虚弱で家族や友人の助けがなければ生きていけない。そんな主人公の少女が、何よりも愛する本を作るために頑張る物語です。
本が高価で手の届かない環境から諦めの悪い彼女が、自分で本を作って、広めて、そのために巻き込まれていく、家族、友達、商人、神殿、貴族、ついには王族まで。
タイトル通りの下剋上な内容ですが、しっかりとした世界観、中世ヨーロッパ風の、魔術あり、貴族との身分差あり、本人は無自覚なトラブルメーカーな主人公の成長物語が痛快で読みごたえがあります。
本編は、主人公目線ですが、オープニング、エンデイング、SSは彼女を見守る人々の目線で書かれていて、主人公、取り巻くキャラクターがより魅力的に感じます!
香月美夜先生、とても初めての作品とは思えません!素晴らしいです!
現在も連載中、毎回続きが楽しみです。
いいねしたユーザ3人
レビューをシェアしよう!