みのりの森
」のレビュー

みのりの森

まりぱか

泣くことはなかったけど

2022年4月19日
297p、全表題作。ページ数も多く読み応えあり。帯の大号泣、は無かった。大事な存在との永遠の別れはそれぞれに喪失感をもたらすものではあるが、残された者は立ち止まってばかりでは辛過ぎる。ここで出ている主要人物達は皆、身体も心も大人。哀しみはあるが先に進む術を探し、それを知っていた。感情移入という点では今ひとつノリきれなかったけれど、良い作品でした。
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