悪女(わる)
」のレビュー

悪女(わる)

深見じゅん

主人公のキャラクターが良いです

ネタバレ
2022年4月19日
このレビューはネタバレを含みます▼ 会社でのいざこざ、人間関係ドラマにとても元気な主人公が片思いのパワーを元に立ち向かっていく話です。終盤に向けて主人公の恋へフォーカスしていきます。どの章も話として面白くどんど読み進められますが、この漫画の魅力は主人公のキャラクターです。とにかく元気で誠実、健気、一見ありふれていそうだと思われるかもしれませんが同じように社会で働く人こそこのような人がどれだけ尊い存在かわかると思います。
読んでるうちに読者も主人公のことを好きになる魔法にかかってしまうと思います。

佐伯課長に意地悪されてT.Oさんに会いに行けないところや平賀さんに勘違いされて部署をとばされるところは可哀想すぎて泣きました。でも困難にあたっても一度もめげない、いつでも元気に挨拶、ピースしちゃう主人公で本当に良いなと思います。尊敬します。
中盤の山瀬・板倉・まりりんのトリオがかわいくて好きです。
小野忠も本当にいい人間で中盤から打ち解けてくる小野忠良かったです。最後の小野忠には泣きました。
ただ、ラストは畳み掛けが早足だったと少し感じました。欲を言えばラスト後の世界が見てみたいと思いました。
あと、話の合間に挟まる一枚絵が好きです。何か雰囲気もある漫画です。
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