女の子たちに幸あれ（男子もな）

ネタバレ

2022年4月23日

このレビューはネタバレを含みます▼ 最終巻を読んで2022年の今ジーンときちゃいました。

登場人物みんな、こういう子いたな、と思うほど人物描写がリアルでいわゆる「少女漫画」とは一線を画すところとなってます。

特に坂上は人の（自分の心さえ）心を察するのが苦手で、コミュニケーションも苦手で今で言えばグレーゾーンみたいなところがあって、そういう子が搾取されて傷付けられていく様を見るのはとても辛い、けれどなんとか寄り添いたいと思うかのりの友情がすごくいい。
結局は別れを選んだ二人だけれどそこに拍手したい、というか女子たちが前向きに自分も人も大切にする決断をできたところが描かれていて素晴らしかった。
映画『テルマ＆ルイーズ』を観た後味に似てるかも、と思いました。爽やか。

登場する大人たちに比べて当然だけど高校生たちはピュアでそんな時期も一瞬だから本当に大切にして欲しい、と過ぎ去った日々を懐かしむばかりです。笑

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ちひさん

(女性/30代) 総レビュー数：7件

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