一目惚れと言われたのに実は囮だと知った伯爵令嬢の三日間
藤谷陽子/千石かのん/八美☆わん
TL好きには良いが、話がすっきりしなかった
ネタバレ
このレビューはネタバレを含みます▼
1巻171頁+2巻215頁購入。
原作が設定不足なのか、話の読み応えが期待してたより少なかったです。
また、画がきれいで魅力的でしたが、表現力に偏りがある気がします。
それらの為に、言葉の解釈によるすれ違いのさせ方にやり過ぎ感があり、話がごちゃごちゃした印象になっています。事件についても、話を引っ張ってた割に幕引きがあっさりし過ぎていて、自分は肩透かしをくらった感じになってしまいました。
分冊の7話目の試読で予感はありましたが、2巻を読み終えて色々物足りないです。
また1巻と2巻じゃ、ヒロインのグレイスの性格と、公爵のアンセルのイメージ(実体)も変わってしまって、初めに印象受けた様子が好きだったので、ちょっと残念でした。でも人により、TLシーンはその方が盛り上がるのかなと思います。
それから個人的な感覚ですが、ジョークの入れ方等が洋画っぽい印象があったり、描写の起伏のさせ方が内容に対して大袈裟と感じました。シーン単体で読むには良いのですが、単行本全体を通すと話に滑らかさが失われてて読みにくさを感じます。
細かい事を色々書きましたが、出だしの予感を裏切らず溺愛の甘々で良かったです。又こういうのが読めるのを楽しみにしています。
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