大正ロマンチカ
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大正ロマンチカ

小田原みづえ

大いなるロマンの世界

2022年5月6日
大正83年、大英国王族を巻き込んでまでの贋作冤罪に係る話、まさにロマンですなあ。大正という、手の届かない時代の雰囲気と王族を絡めた世界観がいいです。虚構の筋立ての中で、登場人物たちが鮮やかにその命を生きている。グッときます。皆それぞれの悩みや柵の中を生きて、主人公の明の一途さに結ばれていくさまに、いちいち口元が緩みます。全23巻、パック買いで5巻目でこの感想。あとどれくらいのドキドキが待っているのか、絵柄も好みなので、じっくりと付き合おうと思っているところ。
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