このレビューはネタバレを含みます▼
きみのチクビ〜や彷徨うビッ〜など、気がつけば靴川先生の作品読ませていただいてて、結構好きです。なのに、ヤバイ！こんなドストライクな作品あったのに見逃してたわ！と早速ポチッ。超美人の櫻井は、十中八九周りの人に性的対象として見られるらしく、襲われることもしばしば。まあそんな境遇にいたら、病むか櫻井みたいに逆ギレして性格捻れるかのどっちかかな…とは思うんですが、なんとも櫻井が逞しい。しかも、性的対象に見られて辟易してスタンガン持ち歩いてるくらいなのに、加原の前では平気で全裸になっちゃうという。おいおい、それこそ襲われるとは思わないのかい！？と、ちょっと笑ってしまった(真剣に悩んでんのに、ごめんよ櫻井)。…と、この作者様の作品、画の雰囲気もあるんだと思うんですが、なんかツボるんですよね…。独特なタッチなんだけど、妙に色気もあっていいんです。こちらの作品も面白かった。嫌な思いたくさんしてて、人を信用できなくなってる櫻井は、人に対して警戒心からかすごい上から。でもそれに逆らうことなく、面倒事が嫌いだからと櫻井の理不尽なお願いにも嫌がらず付き合ってやる加原がいい奴。付き合いだしても櫻井に振り回されてるっぽい加原だけど、惚れた弱みってやつですかね。最初から加原には全裸見せられてたっていうのも、なんか櫻井にもあったんでしょうね〜、特別な何かが。…ってことで、楽しく読ませていただきました。ジワる作品です。
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