灼けつくほどに抱かれたい
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灼けつくほどに抱かれたい

中原一也/藤咲なおみ

様々な障壁が立ちはだかる

ネタバレ
2022年5月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 海外で射撃場を営む日本人オーナー柴田と観光で訪れたリーマン桂木のお話です。
柴田はバツ1だけど男も経験済みな雄の色気溢れたヤンチャなエロオヤジ、一方の桂木は躾が行き届いた優等生タイプの好青年。中原作品ではお決まりのカップリングで出会ってすぐにお互い惹かれ合うのは分かっちゃいたけど、今作ではくっつくまで難儀したなぁというのが率直な感想でした。うまくいったかと思えばどこかで何かが足枷となって幾重にも障壁が付き纏う感じで。気持ちだけではどうしようもない、そんな展開が終盤まで続きます。
極め付けがラストで味わう桂木の喪失感ですよ。彼の気持ちを知ったら居ても立っても居られなくなりましたが、ちゃんと救われるし障害も取っ払われるしで一安心。その後はお得意のエロオヤジ攻めが待ってましたけど全っ然足りない!全くもって足りない!先生、出し惜しみしないでー!悔しくてならないのでここは厳しく星4つです。
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