自ら行動するヒロインは好感度高いです




 
    2022年5月10日
    主人公ヴィヴィエッタは転生者で、悪役令嬢を自覚する。とはいっても前世でやったゲームの世界とかではない。だから未来が分かるわけもない。第2王子に婚約解消された彼女がたどり着いたのは田舎に引きこもったセシリオ=ヴェルデ子爵なのだが、実は彼、継承権を放棄させられた元公爵家嫡男。最初は弱気なセシリオが、ヴィヴィエッタの隣に立つために公爵の後妻と対峙することを決心するが、彼は決して完全無欠の強者でない。しかしヴィヴィエッタと二人で心通わせながら前に進む様がよかった。第2王子、実は自分のためなら元婚約者を危険な状況下でも平気で駒として使う、人間としては難有りの人物。一方、ヴィヴィエッタに強引にせまっていたエヴァルドは、実はすごく嫌なやつ、というほどではありませんでした。登場人物の人物像がきちんとしていて、モヤつくことなく読めました。途中で姿を消した謎の人物がいるので、続きがあってもいいのにな、と思います。
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